前準備


1.任意の作業ディレクトリーを作る。
2.エクセルにデータを書き込む場合は
 そのディレクトリーにエクセルファイルを作って入れておく。
 (例 計測1.XLS)
 エクセルファイルは何もデータのない空のファイルでOKです。
3.RS232C機器と通信するためのスクリプトファイルを作成する。
 スクリプトファイルの作成方法はスクリプトの作成方法にあります。
 尚、一方的にデータが来るタイプの機器(例:バーコードリーダ等)については
 スクリプトを記述する必要はありません(デフォルト設定で可能)
4.メールを利用したい場合は、メール設定ファイル(通常用、緊急用)を作成する。
 メール設定ファイルの作成方法は、メール設定ファイル作成方法にあります。
 上記準備が終わったら本ソフトを起動します。


プログラムの説明

【制限事項】
1.エクセルにデータを書き込むには、あらかじめ EXCEL97以上がインストールされてなければいけません。
2.本プログラムで扱えるデータの項目数(1回の測定で取得できるデータ数)は最大200までです。

1.プログラムの起動およびメイン画面の設定
プログラムを起動した画面です。
前回の終了時点の設定を読み込んで起動します。


(1)スクリプトファイル名の指定
最初にスクリプトファイル名の「ファイル選択」ボタンを押してスクリプトファイル名を指定します。
もし、スクリプトファイル名を指定しない時は、ファイル名を全部消去して下さい。
スクリプトファイル名を指定しない時のデフォルトの設定はこちらになります。
(スクリプトファイル名は前準備であらかじめ作成しておく必要があります)
(スクリプトファイル作成方法は、スクリプトファイルの作成方法を参照下さい)


(2)エクセルファイル名の指定
次にエクセルをデータロガーとして使用する場合は、
「エクセルをデータ取得に使用する」のチェック窓をチェックし、
「ファイル選択」ボタンを押してエクセルファイル名を選択します。
(エクセルファイルは前準備であらかじめ作成しておく必要があります)

ここでは、「D:\rslog\計測1.xls」を指定しています。
さらに、エクセルに書き込むセルの指定を行います。

(3)CSVファイル名の指定
取得データをCSVファイルに保存する場合は、
「CSVファイルに取得データを保存する」のチェック窓をチェックし、
「ファイル指定」ボタンを押してCSVファイル名を指定(新規の場合は入力)します。
または、任意のファイル名(拡張子はCSV)を入力します。
【注意】すでに存在するCSVファイル名を指定した時は、これから取得するデータはこのファイルに追記されます。


2.取得条件、メール設定
「取得条件、メール設定」のボタンを押します。


ここでは、次の設定を行います。
(1)データ取得時間…データを取得し続ける時間です。(分単位)この時間を過ぎると、データの取得を終了します。
  0を設定した場合は、連続取得を行います。(終了させるには、オペレータが「終了」ボタンを押します)
(2)取得番号…1回の測定ごとに取得番号をつけるかどうか設定します。
  取得番号を付ける場合は、その番号の初期値を入力します。この番号は取得するたびに1増えます。
(3)日時の挿入…データを取得した時にパソコンの日時データもデータとして取込むか設定します。

(4)通常メール設定ファイルの指定
通常メールとは、一定時間ごとの通信機器からの取得データをメールで送信するためのものです。
通常メールを使用したい場合は、
最初に通常メール用のメール設定ファイルを作成しておきます。
「通常メールを使用する」のチェック窓をチェックし、メール送信間隔を分単位で入力します。
「ファイル指定」ボタンで通常メール設定ファイルを指定します。

(5)アラーム(緊急)メール設定ファイルの指定
アラームメールとは、取得データがアラーム状態(スクリプトで指定)になった場合にメール送信するためのものです。
アラームメールを使用したい場合は、
最初にアラームメール用のメール設定ファイルを作成しておきます。(通常メール用の設定ファイルと同一フォーマットです)
「アラームメールを使用する」のチェック窓をチェックし、メール送信間隔を分単位で入力します。
「ファイル指定」ボタンでアラームメール設定ファイルを指定します。
復帰オプションの設定・・・アラーム復帰時もメールする場合は、そのチェック窓をチェックします。
終了オプションの設定・・・データ取得が自動終了(設定時間経過時)した場合にメールする場合は、そのチェック窓をチェックします。

【アラームメール送信に関する注意事項】
アラームが発生(復帰)に関わらず、このメール間隔より短い時間間隔でメールを送信することはありません。
また、前回アラームメール送信後アラーム発生(復帰)状態が変化しないと、次のアラームメールは送信されません。
復帰オプションがチェックしてある場合に限り復帰メールが送られます。
アラームメール送信パターンは次の通りです。
前回までのメールでアラームが発生し、今回のメール送信までにアラームが復帰している場合には、復帰メールが送られます。
前回までのメールでアラームが発生し、今回のメール送信までにアラームが復帰、さらに再度アラームが発生した場合には、発生メールのみが送られます。
前回までのメールでアラームが復帰し、今回のメール送信までにアラームが発生、さらに復帰した場合には、復帰メールのみが送られます。
このようなことより、「発生メールが続けて送られる」、「復帰メールが続けて送られる」ことがありますのでご注意下さい。

メール送信例(本文)は次の通りです。
【通常メールの本文の例】
このメールは計測データを定期的に送ります。
----------------------------------------
 [001] No. = 500
 [002] 時間 = 01/12/04 18:22:35
※[003] 回転数(rpm) = 1750.9
 [004] モータ電圧(V) = 24.2
 [005] 電源電圧(V) = 100.4
※[006] 消費電力(W) = 86.4
 [007] FAN回転数(rpm)= 805.9
 [008] ヒータ電圧(V) = 11.41
 [009] 水温(℃) = 32.3
 [010] 油温(℃) = 75.5
 [011] 室温(℃) = 20.6
 [012] 湿度(℃) = 60.3
----------------------
○△株式会社
計測室データPC No.1より
----------------------


【アラームメールの本文の例】
このメールは異常発生時に送られます。
----------------------------------------
※[003] 回転数(rpm) = 1760.9  18:22:25
 [006] 消費電力(W) = 84.3   18:22:20-18:22:35
----------------------
○△株式会社
計測室データPC No.1より
----------------------


※はアラーム中であることを示します。(※マークは設定ファイルで変更可能)
アラームメールでアラーム発生したものは、※マークが付き、そのデータ値と発生時間が送られます。
アラームメールでアラーム復帰したものは、そのデータ値と発生時間-復帰時間が送られます。

【メールログについて】
メール送信のログはインストールディレクトリ下の
Log\Maillog.log ファイルに追記で保存されます。
メール送信がうまくいかない場合は、メール設定ファイルの見直しと、このログ内容をチェック下さい。


3.RS232C通信設定
「RS232C通信設定」のボタンを押します。


計測器との通信条件をコンボボックスから選択します。
尚、一般的な設定は、
通信速度:9600bps or 19200bps
フロー制御:なし 又は RTS
データビット:8
パリティ:NONE(なし)
ストップビット:1
で良いでしょう。
ポートは実際に機器をつなくRS232Cのポート番号(Com1,Com2…)を設定します。


4.計測の前にエクセルのオープン(エクセル使用の場合のみ)
エクセルにデータを書き込む場合は、必ず「エクセルを開く」ボタンでエクセルを開いて下さい。
このボタンを使用してエクセルを開かないと、取得したデータをエクセルに記録することができなくなります。
尚、エクセルを開いた後、エクセルファイルを変更したい場合は、「エクセルを閉じる」
ボタンでエクセルを閉じれば、再び、「ファイル選択」ボタンでエクセルファイルを変更することができます。

「エクセルを開く」ボタンを押してエクセルを開くと、「データ取得開始」ボタンに赤枠が付きます。



5.データ取得開始
「データ取得開始」ボタンを押します。
スクリプトファイルや、メール設定ファイルを読み込んでから次のデータロガー画面に行きます。
スクリプトや、メール設定ファイルが異常な場合はエラーがでるので、見直します。


画面は小さなサイズに替わり、スクリプトに従って(ある場合)データを取得し、エクセルに記録していきます。
詳細を見たい場合は、「詳細」をチェックします。
次の画面は、「データモニター」画面です。(マウスで右下部をつかみ拡大可能)


この画面で最新のデータ取得結果が確認できます。
また、数値データの場合は最小値、最大値、平均値も表示されます。
アラーム中のデータは、※マークが赤色で付きます。
また測定が終了した時の最終データを、プログラムのインストールディレクトリー下の
Log\Datalog.log というファイルに追記で保存します。
ログファイル名の左横のN = xxx の表示は、取得開始からの取得回数です。


「通信ログ」画面(マウスで右下部をつかみ拡大可能)


通信機器との通信状態をログ表示します。
●は送信データ、○は受信データであることを示します。
「通信ログ保存」をチェックすると、インストールディレクトリ下の
Log\Rslog.log というファイルに通信ログを追記で保存します。

「アラームログ」画面(マウスで右下部をつかみ拡大可能)


アラーム設定されているデータがアラーム発生、復帰した時の情報を表示します。
「アラームログ保存」をチェックすると、インストールディレクトリ下の
Log\Alarmlog.log というファイルにアラームログを追記で保存します。

【ログファイルについて】
Logディレクトリー下の4つのログファイル
Datalog.log、Rslog.log、Alarmlog.log、および Maillog.log ファイルはプログラム起動時にファイル容量が1Mを
超えている場合、拡張子がbak のファイルになります。
(それまであった、拡張子がbakのファイルは消去されます)
ログファイルが必要な場合は、適当にバックアップして下さい。


6.「次へ」ボタンの機能


スクリプトの中に PAU という命令が有る場合、(PAUはPAUSE:一時停止)
「停止中「次へ」ボタンを押して下さい」というメッセージと「次へ」ボタンが
表示されます。この時「次へ」ボタンをマウスでクリックするか、リターンキーを
押して下さい。 一時停止を解除してスクリプト実行は次に進みます。
これは、マウストリガー(キーボードトリガー)としての使い方や、通信電文のチェック
や取得データの確認等、いろいろな目的で使用できると思います。


7.測定終了方法
設定した取得時間が経過し、自動で終了した場合は確認画面が現れます。
またアラームメールで終了メール(設定してある場合)が送られます。


上記終了メッセージが出るので、「OK」ボタンを押します。



その後「終了」ボタンを押します。
計測途中で終了したい場合も「終了」ボタンを押します。
終了ボタンを押すと「データ取得開始」前の画面に戻ります。
この画面でエクセルにデータを書き込んでいた場合は、「エクセルを閉じる」ボタンでエクセルファイルを閉じて、プログラムを終了して下さい。
尚、「エクセルを閉じる」ボタンで閉じた場合、エクセルファイルは保存されます。


8.エクセルに記録したデータ(参考)
この画面は、取得番号、取得時分秒付きのエクセル取得データのサンプルです。


この例では、計測器からのデータ以外にNo,と測定時刻も記録しています。
また、データ取得後に測定項目名と、データの表示形式を設定して画面を整形してあります。
赤字のデータはアラーム中のデータであることを示します。