34970Aについて


34970Aは アジレントテクノロジー (旧 日本ヒューレットパッカード )のマルチメータ(データ収集装置)です。
電流、電圧、抵抗(2、4線式)、温度(サーミスタ、CA熱電対、白金線(2、4線式)、周波数カウンタ
信号切替え、DA、I/O、SW制御など色々な機能があります。
34970Aには、機能に応じて本体に1つ以上のモジュールを組み込む(最大3モジュールまで)必要があります。
このモジュールには16CH,20CHマルチプレクサや,I/O,DA等用途に応じて8種類のモジュールがあります。
この中で20CHのモジュール(34901A)を使ってサンプルを作ってみました。
これだけで20CHの切替器付きマルチメータとなります。
従い、34970Aは多チャンネルの温度ロガー、電圧ロガー装置を低価格で実現できる「すぐれもの」です。
インターフェースはGPIB、RS232Cのポートを持っており、RS232Cについては最大115Kbpsの通信速度をサポートしています。


1. 34970A 簡単測定スクリプト
アジレントテクノロジー 34970Aスクリプト例その1(データ簡単取得)


スクリプトの説明
手動で設定したチャンネル(複数CH可能)からのデータを5秒ごとにエクセルに記録します。
尚、34970Aの各CHの初期化は行なわないので、手動設定した設定値で測定を行います。

尚、あらかじめ34970AとPCは34970A付属のRS232Cケーブル(クロス)で接続し
次のような通信条件に設定しておいて下さい。
34970Aの設定: RS232C 9600Bps 8Bit パリティ無し RTS/CTSフロー制御
PC側の設定: 9600Bps 8Bit パリティ無し RTSフロー制御 ストップビット1

スクリプト 説明
DCD:, 区切りコードコンマ","に設定
ECD:%LF データ終了コードをラインフィード"%LF"に設定
RTM:10 受信オーバータイムを10秒に設定
STM:2 送信オーバータイムを2秒に設定
ITM:5 SSSからEEEまでの命令の繰り返し時間を5秒に設定
SND:TRIG:SOURCE TIMER%LF 34970Aのトリガーソースを内部タイマーに設定
SND:TRIG:TIMER 0%LF 34970Aのスキャンインターバルを0に設定
SND:TRIG:COUNT 1%LF 34970Aのスキャンリストを1に設定
WTM:2 2秒間ここで待機します
CLR 受信バッファクリア
SSS ここから繰り返し処理開始
SND:INIT%LF 計測指令1(トリガをかける)
SND:FETC?%LF 計測指令2(データを取りこむ)
RCV 計測したデータをPCに読込み
SET 読み込んだデータをCSVファイルやエクセルに記録
EEE 繰り返し処理の最終→SSSにジャンプ


; 実際のスクリプトは下記です。 コピーペーストしてメモ帳で保存して使ってください。
DCD:,
ECD:%LF
RTM:10
STM:2
ITM:5
SND:TRIG:SOURCE TIMER%LF
SND:TRIG:TIMER 0%LF
SND:TRIG:COUNT 1%LF
WTM:2
CLR
SSS
SND:INIT%LF
SND:FETC?%LF
RCV
SET
EEE
;


2. 34970A 一括測定スクリプト
アジレントテクノロジー 34970Aスクリプト例その2(データ一括取得)

スクリプトの説明
34970Aのスロット1に34901A(又は34902A)のモジュールを組込み、CH1〜CH4 を電圧
CH5〜CH8を抵抗 CH9〜CH12を温度に設定して、2秒間隔で計測するスクリプトです。
CH1〜CH12までを一括計測してデータ取得します。

尚、あらかじめ34970AとPCは34970A付属のRS232Cケーブル(クロス)で接続し
次のような通信条件に設定しておいて下さい。
34970Aの設定: RS232C 9600Bps 8Bit パリティ無し RTS/CTSフロー制御
PC側の設定: 9600Bps 8Bit パリティ無し RTSフロー制御 ストップビット1

スクリプト 説明
DCD:, 区切りコードをコンマ","に設定
ECD:%LF データ終了コードをラインフィード"%LF"に設定
RTM:10 受信オーバータイムを10秒に設定
STM:2 送信オーバータイムを2秒に設定
ITM:2 SSSからEEEまでの命令の繰り返し時間を2秒に設定
SND:CONF:VOLT:DC 10,0.0001,(@101:104)%LF CH1〜4を10Vレンジ分解能0.0001VのDC電圧に設定
SND:CONF:RES 100,0.001,(@105:108)%LF CH5〜8を100Ωレンジ分解能0.001Ωの抵抗に設定
SND:CONF:TEMP TC,K,1,0.1,(@109:112)%LF CH9〜12をKタイプ熱電対分解能0.1の温度に設定
SND:UNIT:TEMP C,(@109:112)%LF CH9〜12の温度単位を℃に設定
SND:ROUT:SCAN (@101:112)%LF 計測するCHの対象をCH1〜12にする
WTM:2 2秒間ここで待機
CLR 受信バッファクリア
SSS ここから繰り返し処理開始
SND:INIT%LF 計測指令1(トリガをかける)
SND:FETC?%LF 計測指令2(データを取りこむ)
RCV 計測したデータをPCに読込み
SET 読み込んだデータをCSVファイルやエクセルに記録
EEE 繰り返し処理の最終→SSSにジャンプ

;
; 実際のスクリプトは下記です。 コピーペーストしてメモ帳で保存して使ってください。
DCD:,
ECD:%LF
RTM:10
STM:2
ITM:2
SND:CONF:VOLT:DC 10,0.0001,(@101:104)%LF
SND:CONF:RES 100,0.001,(@105:108)%LF
SND:CONF:TEMP TC,K,1,0.1,(@109:112)%LF
SND:UNIT:TEMP C,(@109:112)%LF
SND:ROUT:SCAN (@101:112)%LF
WTM:2
CLR
SSS
SND:INIT%LF
SND:FETC?%LF
RCV
SET
EEE
;


3. 34970A 個別測定スクリプト
アジレントテクノロジー 34970Aスクリプト例その3(データ個別取得)


スクリプトの説明
34970Aのスロット1に34901A(又は34902A)のモジュールを組込み、CH1〜CH4 を電圧
CH5〜CH8を抵抗 CH9〜CH12を温度に設定しします。
その後、最初にCH1〜4の電圧を、次にCH5〜8の抵抗を、最後にCH9〜12の温度を個別に測定します。

尚、あらかじめ34970AとPCは34970A付属のRS232Cケーブル(クロス)で接続し
次のような通信条件に設定しておいて下さい。
34970Aの設定: RS232C 9600Bps 8Bit パリティ無し RTS/CTSフロー制御
PC側の設定: 9600Bps 8Bit パリティ無し RTSフロー制御 ストップビット1
;

スクリプト 説明
DCD:, 区切りコードをコンマ","に設定
ECD:%LF データ終了コードをラインフィード"%LF"に設定
RTM:10 受信オーバータイムを10秒に設定
STM:2 送信オーバータイムを2秒に設定
ITM:2 SSSからEEEまでの命令の繰り返し時間を2秒に設定
SND:CONF:VOLT:DC 10,0.0001,(@101:104)%LF CH1〜4を10Vレンジ分解能0.0001VのDC電圧に設定
SND:CONF:RES 100,0.001,(@105:108)%LF CH5〜8を100Ωレンジ分解能0.001Ωの抵抗に設定
SND:CONF:TEMP TC,K,1,0.1,(@109:112)%LF CH9〜12をKタイプ熱電対分解能0.1の温度に設定
SND:UNIT:TEMP C,(@109:112)%LF CH9〜12の温度単位を℃に設定
WTM:1 1秒間ここで待機
CLR 受信バッファクリア
SSS ここから繰り返し処理開始
SND:ROUT:SCAN (@101:104)%LF 測定対象をCH1〜4の電圧にする
SND:INIT%LF 計測指令1(トリガをかける)
SND:FETC?%LF 計測指令2(データを取りこむ)
RCV 計測したデータ(電圧)をPCに読込み
SET 読み込んだデータをCSVファイルやエクセルに記録
WTM:1 1秒間ここで待機
SND:ROUT:SCAN (@105:108)%LF 測定対象をCH5〜8の抵抗にする
SND:INIT%LF 計測指令1(トリガをかける)
SND:FETC?%LF 計測指令2(データを取りこむ)
RCV 計測したデータ(抵抗)をPCに読込み
SET 読み込んだデータをCSVファイルやエクセルに記録
WTM:1 1秒間ここで待機
SND:ROUT:SCAN (@109:112)%LF 測定対象をCH9〜12の温度にする
SND:INIT%LF 計測指令1(トリガをかける)
SND:FETC?%LF 計測指令2(データを取りこむ)
RCV 計測したデータ(温度)をPCに読込み
SET 読み込んだデータをCSVファイルやエクセルに記録
EEE 繰り返し処理の最終→SSSにジャンプ


; 実際のスクリプトは下記です。 コピーペーストしてメモ帳で保存して使ってください。
DCD:,
ECD:%LF
RTM:10
STM:2
ITM:2
SND:CONF:VOLT:DC 10,0.0001,(@101:104)%LF
SND:CONF:RES 100,0.001,(@105:108)%LF
SND:CONF:TEMP TC,K,1,0.1,(@109:112)%LF
SND:UNIT:TEMP C,(@109:112)%LF
WTM:1
CLR
SSS
SND:ROUT:SCAN (@101:104)%LF
SND:INIT%LF
SND:FETC?%LF
RCV
SET
WTM:1
SND:ROUT:SCAN (@105:108)%LF
SND:INIT%LF
SND:FETC?%LF
RCV
SET
WTM:1
SND:ROUT:SCAN (@109:112)%LF
SND:INIT%LF
SND:FETC?%LF
RCV
SET
EEE
;